沖縄は台風の通り道。毎年、アンテナ被害が多数発生します。近年では特に、2018年9月と10月に発生しました、猛烈な大型の台風24号:25号の被害は甚大なものでした。地元ではアンテナの在庫不足が続き、ご家庭への工事にも影響しました。
そこで、台風対策。被害を最小限に抑えるための「ポイントを3つ」ご紹介いたします。ご家庭でも簡単にできますので、今一度確認なさってはいかがでしょうか?
「ポイント・・1」写真の○囲みの部分のネジが、アンテナ棒または取り付け金具にしっかりとネジ止めされているのか(ゆるんでいないか)を確認してください。
その部分のネジの締め付けが弱いと、強風に遭うとアンテナの方角がズレる:吹き飛ばれるといったことが起こります。テレビの映りが悪くなったり映らなくなったりする事がないようにしっかりと確認なさってください。
★その際に気を付けていただきたいのが、アンテナを取り付けている、アンテナ棒(マスト棒)または取り付け金具のネジ止めしている部分がだいぶさび付いているときにネジを締め付けようとすると「ぽっき」と折れてしまうこともございます。固定する時は、針金または結束バンドなど別の方法でしっかり確実に固定してください。
「ポイント・・2」写真の○囲みの部分がしっかりと固定されているか確認してください。マスト棒は、タンクなどの側面または屋上の平面部分に固定されていると思います。固定しているネジにゆるみがありますと、大型台風などの時に外れてアンテナごと飛ばされることもあります。しっかりと締め付け固定してください。
★工事でお伺いしました時によく見かけることがあります。古いアンテナ棒と取り替えたと思うのですが、さび付いてほとんど固定されていないアンテナ棒がそのまま残っています。ほっておくと、強風で飛ばされることもあります。実際に隣のご自宅の庭に落下していたこともあります。早く撤去することをお勧めいたします。
「ポイント・・3」写真のように、アンテナケーブルが配線されているか確認してください。○囲みの部分はしっかりと結束バンド等で確実に固定されていますか?
しっかりと配線及び固定するすることで、ケーブルの先:コネクター部品のゆるみを防ぐのに役立ちます。コネクター部品がゆるんできますと雨水が浸透してしまい、アンテナの故障の原因にもなります。いま一度確認してみてください。
★アンテナから外壁を使いケーブルが配線されているのはよくあります。窓:通気口などから屋内に引き込まれているのですが、その際、ケーブルがほぼ固定されていなく、たるんだ状態で配線されています。そうしますと強風にあおられて、ケーブルが切れてしまう、こすれてケーブルの内部がむき出しになり、テレビが映らなくなどの原因になります。場所的に固定するのも難しいと思いますが、結束バンドまたはコンクリートサドルなどを用いて固定できる場所はしっかりと固定してください。
台風で実際にあった被害です。
★隣のご自宅の壁が強風で飛んできて地デジアンテナを破壊してしまった。
★旧VHFアンテナが錆びてもろくなっていたために折れて隣の家のお庭に落下してしまった。
★屋上から1階に配線していたケーブルが強風で切れてしまい、テレビが全く映らなくなった。
★アンテナ棒が底の部分から折れて、地デジ:BSアンテナが損壊してしまった。
★特に屋根馬を使い、ワイヤーでアンテナ棒を固定しているタイプですと強風の被害に遭いやすです。三角の屋根に乗っかている様な固定では強固に固定できません。見直しも必要だと思います。何度も被害に遭っている方には、八木アンテナよりもデザインアンテナの検討をしても良いと思います。
災害には対しては様々な保険がありますが、アンテナ被害にも保険はございます。アンテナをすべて復旧させる工事は大きな出費が伴うものです。そこで、保険加入への検討の余地はあると思います。実際に保険での工事も多数行っております。
また、実際に火災保険に加入しているのですが、アンテナ損害が保険で適用できるとわからないまま、被害から半年位たってからそれを知り、工事の依頼を受けたこともありました。以下に、保険でのアンテナ工事に共通している手続きの流れと必要な物を記載しますので参考になされてください。(詳細は保険会社へ確認ください。)